襖縁の塗装が剥がれたらどうする?簡単修復テクニック

 今日は、「襖縁の塗装が剥がれる問題」にスポットを当ててみました。なぜ塗装が剥がれてしまうのか、どうしたら防げるのか、万が一剥がれてしまったらどう直すのか。難しい言葉を使わずに、誰でもわかるように教えちゃいます。さあ、一緒に襖縁の塗装剥がれ問題を解決していきましょう!


【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳


目次
はじめに

襖縁の塗装剥がれについて
・襖縁の塗装が剥がれる原因と予防策

・襖縁の塗装が剥がれる主な原因
・日常のお手入れで気をつけるべきこと
・予防策:襖縁の塗装を長持ちさせるコツ

襖縁の塗装剥がれを修復するDIY方法

・塗装剥がれ発見時の初期対応
・必要な道具と材料の選び方
・実践!襖縁の塗装を自分で修復する手順

襖縁の塗装が剥がれる原因と予防策





襖縁の塗装が剥がれるのは、ちょっとしたことが原因で起こることが多いです。でも、心配しないでください。原因を知っておけば、予防策も見えてきます。ここでは、塗装が剥がれる主な理由と、それを防ぐためのコツを紹介します。



襖縁の塗装が剥がれる主な原因

強い洗剤との接触:強い洗剤は、塗装を剥がす大きな原因です。特に、掃除の際に強い洗剤を使うと、塗装が剥がれやすくなります。

直接の摩擦:強く拭いたり、物がぶつかったりすると、塗装は剥がれやすくなります。塗れたタオルで軽く拭いただけでも、塗料がタオルに付着することがあります。白いタオルで軽くこすると、塗料がどれだけ落ちるかがわかります。エンドレスで塗料が落ちることもあるので、強くこするのは避けましょう。


経年劣化:時間が経つと、塗装の劣化は避けられません。直射日光やガラス越しの光も、できるだけ避けたいものです。カーテンや障子で光を遮ることが大切です。



日常のお手入れで気をつけるべきこと




優しく拭く:襖縁を拭く時は、柔らかい布を使って優しく拭きましょう。強くこすらず、軽く汚れを取る程度に留めるのがコツです。

乾燥させる:湿った状態を避け、定期的に空気を入れ替えて湿度をコントロールしましょう。除湿機を使うのも良い方法です。

予防策:襖縁の塗装を長持ちさせるコツ

適切な塗料の選択:塗り直しをする際は、水性塗料を選ぶと良いでしょう。油性塗料は部屋が臭くなることがあるため、臭いの少ない水性塗料がおすすめです。建具屋さんに相談して、襖専門の塗り屋さんに頼むか、本襖なら縁交換、戸襖であれば全とっかえがベストです。





定期的なメンテナンス:小さな剥がれを見つけたら、早めに修復することが大切です。車の傷補修マーカーや油性の黒マジックを使って、目立たなくすることが可能です。

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襖縁の塗装が剥がれるのを防ぐためには、日々のちょっとした心がけが重要です。水分や摩擦に注意し、定期的なメンテナンスを心がけることで、あなたの大切な襖を長持ちさせることができます。





襖縁の塗装剥がれを修復するDIY方法




襖縁の塗装が剥がれてしまうと、見た目にも良くないですよね。でも、心配無用!専門家に頼む前に、あなた自身で修復できる可能性があります。DIYで直せる方法を身につけておけば、小さな剥がれも即座に対応可能です。ここでは、自分でできる襖縁の塗装剥がれ修復方法をわかりやすく解説します。


塗装剥がれ発見時の初期対応

塗装が剥がれたと気づいたら、すぐにその範囲をチェックしましょう。小さな剥がれなら、DIYでの修復が可能です。剥がれた部分を悪化させないためにも、優しく清掃することが大切です。乾いた柔らかい布を使って、軽くほこりや汚れを取り除いてください。



必要な道具と材料の選び方

塗料:剥がれた部分を修復するには、元の色と近い塗料を選びましょう。水性塗料が一般的に推奨されますが、臭いが気になる場合は、臭いの少ないタイプを選ぶと良いでしょう。襖の縁は通常、艶があるため、艶ありタイプの塗料を選ぶか、小さいキズなら車の傷隠し用の製品が艶を出してくれるのでおすすめです。



刷毛やローラー:修復する範囲の大きさに応じて、細い筆や小さいローラーを選びましょう。基本的には、細い刷毛の方が塗りやすく、細かい作業に適しています。

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実践!襖縁の塗装を自分で修復する手順





準備:作業範囲をきれいに清掃し、必要な材料を準備します。塗装する部分の周囲をマスキングテープで保護して、塗料がはみ出ないようにしましょう。



下地作り:剥がれてカピカピになっている部分は、可能な限り剥がしておくと、仕上がりがより綺麗になります。この工程は、塗装の密着を良くするためにも重要です。

塗装:選んだ塗料を筆やローラーを使って塗ります。ここで大切なのは、薄く均一に塗ること。塗りすぎず、必要に応じて乾燥後に2度塗りを行いましょう。

仕上げ:塗料が完全に乾いたことを確認したら、マスキングテープを慎重に剥がします。乾燥時間は塗料の種類により異なるため、製品の指示に従ってください。



襖縁の塗装剥がれを自分で修復する作業は、少しの手間と時間を要しますが、作業後の満足感はひとしおです。この方法を活用して、あなたの襖を再び美しく蘇らせましょう。DIYの楽しみと共に、襖に新たな生命を吹き込むことができるでしょう。



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