必ず上手くいく!戸襖(ふすま)の張り替え方の完全ガイド

戸襖(ふすま)の張り替えって聞くと、難しそう…と思うかもしれませんね。でも、ちょっとしたコツをつかめば、誰でもきれいに、そして上手にできるんです。

この記事では、そんな戸襖の張り替えを、初めての方でも安心してチャレンジできるように、やさしい言葉で丁寧に解説していきます。必要な道具から、張り替えの手順、仕上げのコツまで、一歩一歩、わかりやすくご案内します。戸襖の新しい姿で、お部屋の雰囲気もぐっと変わりますよ。さあ、一緒に戸襖の張り替えに挑戦してみましょう!



目次

★戸襖の張り替え準備:必要な道具と事前準備で上手くいくコツ

★戸襖の張り替え手順:ステップバイステップで上手くいく方法

★戸襖の張り替え後の仕上げとメンテナンス:上手く長持ちさせるコツ







戸襖の張り替え準備:必要な道具と事前準備で上手くいくコツ

戸襖の張り替えを始める前に、準備するものがあります。この準備が、作業をスムーズに、そして上手く進める秘訣です。では、どんな準備をすればいいのでしょうか。


必要な道具一覧:戸襖張り替えに必須のアイテム

カッター:古い襖紙を取り除くときに使います。刃が鋭いものを選びましょう。

のり:襖紙を貼るために必要です。襖専用のものがおすすめ。

ハケ:のりを塗るために使います。広い面を均一に塗ることができるサイズを。

定規やものさし:襖紙を切るときに直線を引くために必要です。

布:作業スペースを清潔に保つため、また襖紙を置くときに使います。


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事前準備のポイント:戸襖張り替えをスムーズに進めるために

作業場所を整える:広いスペースで作業できるように、部屋の中を少し片付けておきましょう。床を傷つけないように、布や新聞紙を敷くのもいいですね。

古い襖紙を丁寧に取り除く:カッターを使って、古い襖紙をそっと剥がしていきます。このとき、無理に引っ張ったりせず、ゆっくりと作業を進めましょう。





作業スペースの設定:張り替え作業を上手く進めるための環境整備

十分な光:作業をする場所は、明るいところを選びましょう。細かい作業が多いので、目に負担がかからないようにすることが大切です。



換気:のりを使う作業は、換気をよくしておくと安心です。のりのにおいが気になる場合は、窓を開けるなどして、空気を新鮮に保ちましょう。

これらの準備を整えることで、戸襖の張り替え作業がぐっと楽に、そして上手く進むようになります。準備は成功のもと。一つ一つ丁寧に準備を進めて、素敵な戸襖に生まれ変わらせましょう!






戸襖の張り替え手順:ステップバイステップで上手くいく方法

戸襖の張り替えは、手順をしっかりと踏むことで、誰でも美しく仕上げることができます。ここでは、少しの裏技や、過去の経験をもとにしたポイントも交えながら、その手順をご紹介します。


古い襖紙の取り外し方:キレイに剥がすコツ

過去に戸襖の張り替えをした際、古い襖紙を剥がす作業で苦労したことがあります。しかし、ある裏技を使うことで、この作業を驚くほどスムーズに進めることができました。それは、「蒸気を使う方法」です。


古い襖紙に蒸気を当てると、のりが柔らかくなり、紙が簡単に剥がれるようになります。家庭で簡単にできる方法としては、濡れたタオルを軽く電子レンジで温め、それを古い襖紙に当てるというものです。この小さな工夫で、紙を傷めずにスムーズに剥がすことができます。




新しい襖紙の選び方:部屋の雰囲気に合わせた襖紙の選び方

戸襖の紙を選ぶ際は、部屋の雰囲気に合わせることが大切です。ある時、和室の雰囲気をガラリと変えたいと思い、明るい色の襖紙に挑戦したことがあります。結果、部屋全体が明るく感じられ、新鮮な気持ちになれました。襖紙は部屋の印象を大きく左右するため、色や柄を選ぶ際は、部屋のインテリアや使い勝手を考えながら選ぶと良いでしょう。


襖紙の貼り方:気泡やシワを避けて上手く貼るテクニック

襖紙を貼る際に最も注意したいのが、気泡やシワを作らないことです。ここでの裏技は、「中央から外側へ向かって貼る」こと。襖紙を貼り始める際には、まず襖の中央部分にのりを塗り、そこから外側に向かって少しずつ紙を貼っていく方法です。この方法を使うことで、気泡が入りにくく、もし気泡が入っても押し出しやすくなります。また、過去には、紙を貼る際に少し引っ張りながら貼ることで、シワを防ぐことができた経験もあります。ただし、強く引っ張りすぎると紙が破れる原因にもなるので、力加減には注意が必要です。


これらのステップと小さなコツを押さえることで、戸襖の張り替えを上手に、そして美しく仕上げることができます。初めての方でも、これらのポイントを参考にしていただければ、きっと素敵な戸襖に生まれ変わらせることができるでしょう。





戸襖の張り替え後の仕上げとメンテナンス:上手く長持ちさせるコツ

戸襖の張り替え作業が終わった後も、少しの注意とお手入れで、その美しさを長く保つことができます。ここでは、張り替え後の仕上げのポイントと、日々のメンテナンス方法をご紹介します。

仕上げのポイント:美しさを長持ちさせるための注意点

張り替えたばかりの戸襖は、見た目も新鮮で美しいものです。しかし、その美しさを長持ちさせるためには、仕上げにも少し工夫が必要です。一つの裏技として、張り替え直後に襖紙を軽くアイロンでかける方法があります。これは、紙に残ったわずかなシワや気泡を取り除くためのものです。ただし、アイロンは直接紙に当てず、必ず布を間に挟んで使用してください。この一手間で、よりプロフェッショナルな仕上がりになります。


メンテナンス方法:日々のお手入れで戸襖を上手く保護

戸襖は、日々のお手入れによってその美しさが長く続きます。お手入れの基本は、定期的にホコリを取り除くことです。柔らかい布やハタキを使って、軽くホコリを払ってあげましょう。また、湿気は襖紙の大敵です。特に梅雨時などは、部屋の湿度に注意し、可能であれば除湿器を使用すると良いでしょう。さらに、直射日光が長時間当たると、襖紙が色褪せる原因にもなりますので、カーテンなどで調整してください。



定期的なチェックと補修:戸襖の状態を上手く管理

戸襖の長持ちさせるためには、定期的なチェックも欠かせません。年に一度は、襖紙に破れや剥がれがないかを確認し、小さなダメージは早めに補修しましょう。補修用の襖紙や専用の接着剤を使えば、簡単に修理することができます。また、万が一大きなダメージがあった場合は、再度張り替えを検討するのも一つの方法です。


これらの仕上げとメンテナンスを心がけることで、戸襖は長く美しい状態を保つことができます。日々のちょっとした注意とお手入れで、戸襖の美しさを長く楽しんでください。


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【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊

・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている

前田畳店の二代目店主

・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表

・現在登録者4000人の襖系Youtuber

https://youtube.com/@tatami777

・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有

・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳


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