youtubeでは話せない「市販の障子紙剥がし剤の話」
youtubeでは話せない「市販の障子紙剥がし剤の話」
久々剥がし剤を使ってみる
今回のyoutubeの動画では障子紙の剥がし剤のログ。
自信正直に言うとあまり障子紙の剥がし剤の認識がなく過去に2,3回使ってはダメだなと思っているくらい。それから何年か経って成分やらなんやら変わっていて使える感じになっているのでは?と言う・・
淡い期待があった。
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種類とその特性の理解、認識不足
スプレータイプの剥がし剤やら塗りタイプの剥がし剤やらあるが今回はホムセンに置いてあった400円程度の塗りタイプの剥がし剤もを購入。成分に関しては水と界面活性剤としか書いておらず期待もこの辺でほぼなくなっていた。
実際使ってみたのだが思っていたよりサラサラしたので驚いた。一本あたり6枚ほどの使用時紙を剥がせると言うが全面に塗るとせいぜい3枚くらしか使えない印象だった(これはやり方によって変わるとは思うが)。
結局は使い手しだい?
記載に何分待てばよいのか書いておらずとりあえず3分程度でも待てばいいのかと待ってはみたが乾きが早く2分くらいで良いのかなと感覚的には思うが。糊の成分を柔らかくするには物足りない印象をうけた。
YouTubeでは話せないと言うタイトルなのでぶっちゃけて言うが正直買うまでもないなと言うのが本音のレビュー。
ただ動画の中でも言っているように業務用の奴がなかなか使えるよとプロの方の話は聞いた事がある。
それは壁装の検定では練習の度にコンパネに貼った紙をいちいち剥がさなければいけない作業があるのだが皆、水を付けてせっせか剥がしているのにとなりの人だけすっすっと剥がしている様子。少しの間借りてやってみたのだが「気持ち」剥がれやすい印象にすぎなかった。ただその人曰く「すごくいい」と言うのでまあ後は使い手しだいなのかなとは思う。
何せ障子の張り替えで一番大変なのは障子紙の剥がしなのだ。僕もいろいろやってみた。水に始まりぬるま湯や今回のような液体、オズマと言う熱湯が霧状になって噴射するアイテムまで使ってはみた。
時間をおいたり乾いてからもう一度水をかけたり試行錯誤したが結局いまの『水で霧吹きに』に落ち着いている。
プロが貼った障子紙はスッと剥がれるが一般の方が糊で貼った障子紙は糊がべったりとしていて中々剥がれない事がほとんど。こっちも貼る時には気を付けなけばと思いながら今日の話を締めよう。
『障子の剥がし剤は効果あり?リアルテスト!』
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【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber
・畳技能と職人指導員、壁装技能資格
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳