戸襖の張り替えのコツは逆さにしてスタートする事!
戸襖の張り替えをする時、ちょっとしたコツを知っているだけで、作業がぐんと楽になります。今回は、「逆さにしてスタートする」という意外と知られていない方法をご紹介します。この方法で、きれいで満足のいく仕上がりを目指しましょう。
目次
・戸襖の張り替えで知っておきたい基本とコツ
・実践!戸襖張り替えのコツとテクニック
・実は肝心!戸襖の張り替えのコツはアフターケア
・まとめ
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戸襖の張り替えで知っておきたい基本とコツ
★戸襖張り替えの準備
まずはじめに、戸襖を張り替えるために必要なものをそろえましょう。必要なのは、新しい襖紙、のり、はさみやカッター、そして布やスポンジです。これらを用意しておくと、スムーズに作業を始められます。
★逆さにする理由
「なぜ逆さにするの?」と思われるかもしれませんね。実は、逆さにすることで、襖紙を貼る時に空気が入りにくくなり、しわができにくいんです。また、柄がある襖紙の場合、上下を逆にすることで柄を合わせやすくなります。これが、逆さにする大きな理由です。
★張り替え作業の流れ
逆さにした戸襖の張り替え作業は、次のような流れで進めます。まず、古い襖紙をはがし、のりを塗ります。次に、新しい襖紙を上からゆっくりと貼っていき、しわや空気が入らないように注意しながら、下までしっかりと押さえつけます。最後に、余分な襖紙を切り取り、きれいに仕上げましょう。
この章では、戸襖の張り替えを始める前の準備と、逆さにする理由、そして作業の基本的な流れをご紹介しました。次の章では、実際に張り替える際のコツとテクニックを詳しく解説していきます。
実践!戸襖張り替えのコツとテクニック
戸襖の張り替えをもっと上手に、そして楽に行うためのコツとテクニックをご紹介します。実は、ちょっとした裏技や、過去の経験から学んだポイントがあります。これらを知ることで、より美しく、効率的に作業を進めることができるようになります。
★紙の貼り方のコツ
襖紙を貼る時、最も大切なのは「しわを作らないこと」と「空気を入れないこと」です。ここで一つの裏技をご紹介します。それは、襖紙を貼る前に、襖紙を軽く湿らせることです。霧吹きで水を軽く吹きかけるだけでOKです。
これにより、襖紙が柔らかくなり、しわが出にくく、空気も抜きやすくなります。ただし、水をかけすぎないように注意してくださいね。襖紙が濡れすぎると、のりがうまく効かなくなることがあります。
★時短テクニック
張り替え作業を少しでも早く終わらせたいときに役立つテクニックがあります。それは、「二人で作業すること」です。一人が襖紙を持ち、もう一人が下から順に空気を抜きながら襖紙を押さえていく方法です。これにより、作業時間を大幅に短縮することができます。また、一人で作業する場合は、襖紙を少しずつ貼りながら、手やヘラを使って空気を抜く方法が効果的です。少し手間はかかりますが、この方法で空気をしっかり抜くことができれば、仕上がりが格段に美しくなります。
★過去の経験から学んだポイント
過去に戸襖の張り替えをしていた時のことです。柄合わせに苦労していた私は、ある時ふと「逆さにして貼り始めたらどうなるだろう?」と思いつきました。実際に試してみると、驚くほど柄合わせがしやすくなり、作業もスムーズに進むようになりました。この経験から、柄のある襖紙を扱う際は、逆さにして貼り始めることをおすすめしています。また、この方法を友人に教えたところ、彼も作業の効率が大きく改善したと喜んでいました。
戸襖の張り替えは、少しのコツとテクニックを知るだけで、格段に楽に、そして美しく仕上げることができます。今回ご紹介した裏技や経験を活かして、ぜひ挑戦してみてください。次の章では、仕上げとアフターケアについて詳しく解説していきます。
実は肝心!戸襖の張り替えのコツはアフターケア
戸襖の張り替え作業が一通り終わった後、美しい仕上がりを長持ちさせるための仕上げとアフターケアが非常に重要になります。ここでは、仕上げの際に気をつけたいポイントと、日々のメンテナンス方法について、より詳しく解説します。
★綺麗に仕上げるポイント
・仕上げの際の細かなチェック
しわや空気泡の最終チェック: 張り替えた襖紙にしわや空気泡がないか、光を当てながらじっくりと確認しましょう。見つけた場合は、軽く湿らせた布でたたきながら空気を抜くか、細かい針で空気泡をつぶして空気を抜きます。
端の処理: 襖紙の端は、カッターできれいに切り取ります。この時、直線定規を使って直線が保証されるようにしましょう。また、切り取った後の端は、のりを薄く塗ってしっかりと固定することで、はがれにくくします。
乾燥させる
自然乾燥を心がける: 張り替えた後は、襖を自然乾燥させることが大切です。直射日光や暖房器具の近くで乾燥させると、襖紙が縮んでしまうことがあります。室温でじっくりと乾かしましょう。
★メンテナンス方法
日々のお手入れ
ホコリを定期的に取り除く: 襖はホコリがつきやすいので、柔らかい布やハンディモップを使って、定期的にホコリを取り除きましょう。ホコリがたまると、見た目が悪くなるだけでなく、襖紙の劣化を早める原因にもなります。
湿気に注意する: 襖は湿気に弱いため、特に梅雨時などは除湿を心がけましょう。湿気が多いと、襖紙が波打つ原因になります。
トラブル時の対処法
小さな破れや汚れの修復: 襖紙が少し破れたり、汚れたりした場合は、修復キットを使って部分的に修復することができます。また、汚れは消しゴムや専用のクリーナーで軽くこすることで取り除くことが可能です。
戸襖の張り替え作業は、丁寧に行うことで美しい仕上がりを実現できます。そして、仕上げとアフターケアによって、その美しさを長く保つことができます。日々のお手入れを怠らず、襖が家の美しさを引き立てるアイテムとなるよう心がけましょう。
まとめ
戸襖の張り替え作業を成功させるためには、正しい方法とコツを押さえることが大切ですが、それに匹敵するほど重要なのが「道具選び」です。適切な道具を使うことで、作業の効率が上がり、仕上がりの美しさも大きく変わってきます。しかし、どのような道具が必要なのか、何を選べば良いのか迷うことも多いでしょう。
そんな時、無駄な買い物を避け、必要なものをしっかりと揃えるための参考になるのが、私が以前に書いたブログ記事です。「襖紙貼りに必要な道具7点セットを通販で購入しよう!」というこの記事では、戸襖の張り替えに必要な基本的な道具をピックアップし、それぞれの道具がどのような役割を果たすのかを詳しく解説しています。
襖紙貼りに必要な道具7点セットを通販で購入しよう!
https://www.tota100.com/archives/35303949.html
この記事を読めば、戸襖の張り替えに挑む前に、何を準備すれば良いのかが明確になります。また、通販で購入できるため、わざわざ店舗を探し回る手間も省けます。戸襖の張り替えをこれから始めようと考えている方は、ぜひこの機会に適切な道具を揃えて、作業をスムーズに、そして楽しく進めていただければと思います。
ブログ記事はこちらからご覧いただけます:
襖紙貼りに必要な道具7点セットを通販で購入しよう!
https://www.tota100.com/archives/35303949.html
戸襖の張り替えは、適切な準備と少しのコツで、誰でも美しい仕上がりを実現できる作業です。この記事が、皆さんの戸襖張り替え作業のお役に立てれば幸いです。
【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber
https://youtube.com/@tatami777
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳
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